ローマのカンポ・マルツィオにあるサンタ・マリア・マッダレーナ教会に隣接するカミリアン総本部博物館は、ローマのバロック・ロココ様式の見事な傑作であり、サン・カミッロ・デ・レッリスに由来する貴重な遺物や日用品を収蔵しています。
サラ・カピトラーレのショーケース内では、歴史的に重要な文書、カミリアン修道会が何世紀にもわたり制作した工芸品や手稿、絵画、多数の宗教用品をご覧いただけます。新しい展示スペースに置かれている特に注目すべきものとしては、サバスティアーノ・コンカによる美しい絵画《コロッセオで病人を援助するサン・カミッロ》や、ミケランジェロ派の流れをくむ木彫りの聖母像があり、これはサン・カミッロ・デ・レッリス没後400周年記念のために修復されました。
父カミッロの使用した日用品の中には、木製の卓上十字架、彼が創設した修道会の典型的な帽子、彼の潰瘍のある足首を包んだ包帯、聖体拝領に用いられた聖杯と鉢があります。
博物館の明るい展示室は、映像マルチメディア機器によって豊かに彩られており、サン・カミッロの生誕地や現在のカミリアン修道会の活動(カミリアン・タスクフォース)、およびスマートフォンやタブレット向けに作成された「iCamilliani」アプリの説明コンテンツが複数提供されています。
最後に、かつて総本部の医院だったキュビクルムは、1614年7月14日にサン・カミッロ・デ・レッリスが亡くなった場所です。ここには世界中で崇敬されている聖者の心臓の聖遺物が、ポーリ師匠によって制作された美しいステンドグラスの中央に荘厳に安置されています。
心臓の隣の壁には、サン・カミッロが落胆した時に慰められ、自らの活動を続けるよう励まされた十字架の木製支持具が置かれており、マッダレーナ教会の礼拝堂のひとつに保管されています。
またキュビクルムには、カミッロの足の潰瘍の包帯のひとつも保管されており、壁面には1875年のマッテオ・トニによる大作《サン・カミッロの旅路》和《サン・カミッロの死》が飾られ、聖人の最期の時が荘厳に描かれています。これらはちょうど展示されている空間で起きた出来事です。

